20130706 折笠明憲 3

(質問)出荷停止になったものは東京電力の方に賠償・・・
“(賠償)もかけましたけど、そこは多少は出たんだとは思うんですが、えっとすごく、あの、賠償かける上で、かなり大変なんですよね。その、書類を作ったりなんだりで担当の人が来て、本当に補償するべきなのか補償しないべきなのかとか言うのが結構あって、最初の一年は結構頑張ったんですけど、そのあとはもう・・・大変で。うーん、ちょっと勘弁してくれって。で、今は、まあやんないでなんとか生活できるぐらいなものにしようっていうので、色んな作物作って、どれがいいかなみたいのでやっているので。”

(質問)賠償を一年でストップさせたっていう方は、あの、多いですか?私が知っている方だとずっと続けて・・・
“あ、いえ、それはもう(草野)城太郎さんとか、工場みたいな感じで作ってる人は断続的にやってるんですけど、うちの場合直売所メインなんで、それを品目別に全部出荷ロットだったりなんだりっていう風に出してくれって言われると、その日売れたり売れなかったりとかって言うのがあって、キロ数どれぐらい出した、何出したっていうのをすごく細かく出すのが大変で、そこを大まかにした状態でも出して、で、またおんなじ年がきて、で、その年によって解除されたり解除されなかったりっていう、山菜なんていうのがあるので、そうすると今年これ解除されたからこの分減らしますとかそういうのっていうのがすごく、それ以上また一から全部作り直しになっちゃうんで、それはしょうがないなっていうので。今はやってないような状態ですね。”

(質問)賠償に頼らずにこう作っていく上での心境は・・・
“うーん・・・心境か・・・最初はやっぱり「うわ、悔しいなあ」っていうのがありましたね。でも本当に最初だけですね。あとは・・・「じゃあどうすっかな」っていう軽い気持ちでもう。「じゃあ次これやってみるか」というので。うん。まだ、あの、農家始まって米以外は全然、毎年毎年色んなのにチャレンジしてるような状態なので、そこまで作物に対して思い入れがないって言っちゃ変なんですけども、そういう、どんどん新しいの取り入れてやっていこうっていう気持ちの方が強いので、そこら辺の切り替えはまだ、はい、他の人に比べると、つけやすかったのかなと思います。”

20130525 新國文英 4

卸売会社に売っちゃう、庭先集荷所にやっちゃう、それで農協よりも、500でも1000円でもちょっと高ければそれでいいっていう方が多かったんですが、その方々がどんどんどんどん今農協へ利確販売するようになった。その最大の理由は損害賠償の問題。農協にやっちゃえば、何かあったときに農協が全部損害賠償印税をとって請求をして全部手続きをやってくれる。我が社は全部独自でやりますからね。

で損害、こちらで申請したからって全部来るわけじゃないんで、だけど私は農協に全然やってないから、自分で損害内相請求しなきゃいけないわけですね。

20130706 白石長利 2

今頂いたお話の中で共通するのは対策、というキーワードで、例えば今政府が取り組んでいる、あるいは東京電力の賠償とかについては、どう思われますか?

まぁ勝手にやってなって、っていう話になっちゃう。もう、それは、政府の人もそうだし、なんでそんなことで、論議してる時間があんのって逆に俺は思う。首都直下型が来る確立ってのが出てんだから、まぁ当然ね、被災地の事考えるのはそれはもう当然のことであって、次の対策を練っとかないと、また、後手後手に回って、うん、まぁ自分のことしか考えてないっていうかね。被災地のことを考えているようで、結局は考えてないというか。だからもう、なっちゃったことはしょうがないし

20130427 玉根清延

我々は、やはり生産者の立場で言えば、大丈夫ですって言うけど、問題は買う方が、ね。そこを理解してもらって、買っていただけるかどうか、っていうのが問題なんで。そこがやっぱり、損害賠償請求と繋がるわけですよ。

20130525 芳賀滋介、星健一 5

“それで安くなった分は、誰が補償するの、じゃあ東電に請求しよう、っていう。それは請求できるうちはいいんですよね。段々なくなりますからね。”

“農家さんのはそれで少しは潤うけれども、実際問題、いつまで続くんですか。そういうことは、すごく今これから不安材料ですね。”