About Us

-グループとしての最終目標-

この一年間、さまざまな農家の方々のお話を聞いてきましたが、東日本大震災が、東北に住んでいる方々の生活を、そして思想を変えたことは紛れもない事実です。福島県の人々の声を聞くことにより、実際に現地に行って、見て、聞かないとわからないことがたくさんあるということが身に沁みる程にわかりました。そこで、このプロジェクトが、そして福島の皆さんの声が、決して無駄にならないようにという思いを込め、このサイトを立ち上げ、皆さんのインタビューを発信することにしました。自分たちの「ありのまま」の声を記録し、発信する場を設けることで、インタビューされた方々の心の支えになれること、そしてこのサイトを拝見した方々が、何かを考えさせられるきっかけを作れることを私たちは望んでいます。

-グループメンバー-

 

Yusuke Kinoto
Yusuke Kinoto (21)

城ノ戸雄介 Yusuke Kinoto

  ー国際教養学部国際教養学科 人類社会学専攻 (2014年度卒業予定)

“東日本大震災は、我々日本人の生活を激変させました。しかし、既にその影響も小さくなり、人々の中では歴史となりはじめています。私はこの希望アーカイブを通じ、人々がもう一度この大事件を振り返り、大きな教訓として胸に刻み、再確認することを願っています。”


 

Mariko Goto
Mariko Goto (22)

後藤まり子 Mariko Goto

  ー国際教養学部国際教養学科 人類社会学専攻 (2014年度卒業予定)

“このプロジェクトに参加するまで、私は新聞、テレビ、インターネットなどの情報だけで、東日本大震災や原発事故について知っているつもりになっていました。しかし実際に福島に足を運び、農家の方々に直接お会いすることで、「自分の目で見ること、自分の耳で聞くこと」の大切さを痛感致しました。私たちの集めた声を発信し、少しでも多くの方々の考えるきっかけになれば幸いです。”


 

Shamina Sato
Shamina Sato (22)

佐藤シャミーナ Shamina Sato

  ー国際教養学部国際教養学科 人類社会学専攻 (2014年度卒業予定)

“このプロジェクトに参加してもうすぐ1年。今思えば、最初はもし受け入れられなかったらどうしようという不安が心のどこかにはあったのだと思います。そんな不安が吹き飛ばされるくらいに、福島の方々は本来ならよそ者の私たちを快く受け入れてくれました。風評被害や放射能そのもので大きな影響を受けているにも関わらず、絶えることのない皆さんの笑顔と元気、そして何よりも優しさに圧巻されっぱなしでした。「来てくれて嬉しい、元気づけられる」というようなお言葉をくださった方もいましたが、むしろ私たちの方が皆さんの驚く程のポジティブなエネルギー、そして頑張っている姿に元気づけられることが、見習うべきことがとても多かったように思います。農家の、そして福島の人々の放射能との戦いは、これから先、何年も続いていくことでしょう。それでもこの地に残って生活する人、農産物を耕す人たちの思いが少しでもこのウェブサイトを拝見される方に伝わりますように。”


 

Miyuki Furukawa
Miyuki Furukawa (20)

古川美由紀 Miyuki Furukawa

  ー国際教養学部国際教養学科 人類社会学専攻 (2015年度卒業予定)

“東日本大震災が起こった時、様々な情報に翻弄し、事態が掴めない日々が続きました。月日が経ち、メディアで東北の事を知る機会が少なくなった中、現在も東北の地で希望を持って暮らしている方々の想いを自分の目で見たいと感じ、2012年より当プロジェクトに参加致しました。原発事故が起こった福島の地では、農家の方々が私たち消費者の食生活を豊かにするために様々な活動をなさっています。60名以上の農家の方々のお話を聞くことで、それらの活動を体感し、風評被害や食の安全性などの諸問題に対する強い想いを受け取ることができました。福島の農家の方々の生の声を発信し、多くの人々に伝えていきたいと思います。”


 

Yuri Takashima
Yuri Takashima (20) 

高島友梨 Yuri Takashima

  ー国際教養学部国際教養学科 人類社会学専攻 (2015年度卒業予定)

“専攻としている人類社会学を広い教室の中で受け身として学ぶだけではなく、実際に自ら足を運んで現地の方々の声に耳を傾けたいと思い、この調査に2012年10月から参加しました。いくつものインタビューを通して、日本のメディアが発信しているものとは異なった農家の方々の一面を知り得ました。そんな新たな一面をこの希望アーカイブを通して多くの人々に届けたいです。”