元々大工をやっていたが天然スレートの職人に転職した佐々木信平さん。雄勝には5人しかスレート職人がいなく、佐々木さん自身は雄勝出身ではないが、雄勝の様々な場所で関わっています。
昔の家
M: その震災の前だと屋根はほとんどスレートだったんですか?
S: ほとんどってわけでもないですけど、あの新しく建てたところはスレートは使わなかったけど、昔っからの家はほとんど・・
M: 民間の家とか・・
S: そうです。壁もみんなスレートで拭いてたんで。でそのあの、ドイツ・ウィンブルグそっちの方だと同じような、向こうも石が取れるからね。そんな感じでやってましたよ。
M: 写真とかないのかな、見てみたいです。
S: 今帰りにあのパンフレット、私のパンフレットあげますよ。あの昔の工場の自宅がスレートで全部できてた。何種類。。7種類か8種類の形で付いてるんです。でも写ってるのは3種類ぐらいなんですけどね。そこのわきに土壌があって、土壌の後ろのほうとか色んな形で付いてるんですね。そこねスレートを付くってる会社だから、見本、見本みたいにして。
硯の観光地
N: スレートって本当に綺麗だし、日本に十人しかいないって言うの聞くと、どうやってどうにかしてなんか広めれないかなってすごい考えてるんですけど、ずっと。
佐々木さん
S: そうだよね。あのそれも言われてるんですけど、雄勝の人たちは硯組合で、雄勝の町をなんも産業はないから、観光の町にしようって。例えば壁をね、壁をスレートにするとか、ヨーロッパ系に作るとかして、人を呼び込むと。それとミニ東京駅を作るとか。考えてるんですけども。まあ一番お金はかかるんで、もうずぐってわけにもいかないけど、ちょっと長い目で見てそういう風にやろうかって。で、この間も相談受けて。大体壁をやるとしたらどれぐらいかかるかなとか、それをねちょっと教えて国のほうにどれぐらいかかるのかって。
N: そのミニ東京駅みたいなのを雄勝の中に作るってことですか?
S: あの、今のたなこ屋ありますよね、あの付近に作りたいなって言ってるんです。
今後の雄勝
Q: その今後の雄勝、どういう風になって欲しいとかってあります?
A: うん、やっぱりね、あのスレートの山を再開して欲しいです、市場を。で、今は硯の山として再開してるけど、やっぱスレートをもう一回取って欲しいです。というのは、あの富山っていうのはあの行動ぶれっていってトンネル、地下のトンネル掘ってるんですね。雄勝は露天ぶれだから直ぐ再開できるんですよ。だからそういうところから違うで、あの行動ぶれだと水を汲むだけでも大変なの、こっちは自然と水が信徒していくんで、その辺が違うのであのお金に関してはあまりかからないと思うけど、まあかかるのはかかるけど、その額が違うと思うんですよ。だから再開できるとすれば、やっぱ雄勝かなと思うんですよ。で雄勝の石はすごく良い石なんでね、我々が使ってるのも使いやすいですし、うちの国産はみな同じなんですけども、あの陸前高田の方はちょっとね、質的にはちょっとかなって感じです。ただ雄勝と富山は物はまるっきり違うけど使いやすい。やっぱり外国産から見たら、スペイン産とそっくり、似てるんです。ただあのアメリカとかフランスとかね、イギリスとか取ってるけど、あ、中国なんかも、硬い、すごい硬いんですよ。こっちは弾力性があるんです。で、スペイン産も弾力性があるんですよ。石に弾力があるっておかしいかもしれないけど、やっぱり柔らかいんです。