宮城県 石巻市

宮城県石巻市

宮城県石巻市は人口16万人を超える町で、山もあり、川もあり、そして海沿いに位置している。
北上川河口に浮かぶ中瀬はニューヨーク州のマンハッタンの形に似ているため、そこは「マンガッタン」と呼ばれるように。仮面ライダーやサイボーグ009を描いた漫画家、石ノ森章太郎先生の記念館でもある石ノ森萬画館が位置しており、たくさんの観光客が訪れる場所でもありました。

町の人や来訪者に愛されていた萬画館、中瀬、そして町全体は2011年3月の東日本大震災で発生した津波にのまれてしまった。その被害は大きく、3000人以上の人が死亡、400人以上が未だに行方不明である。

震災から一年後に私たちは石巻を訪れました。その時には泥や瓦礫の殆どが町から消えていたが、津波の爪痕は違う形で残っていた。
家族経営が多い石巻の中小企業は震災後、復興・復旧するにあたって様々な壁を超えなければならなかった。それを家族と、従業員と、ボランティアの方と、そして新しくできた仲間たちと乗り越えたのです。そんなお話の一部をご紹介します。

中小企業

こちらの地場にいればおおよそ99%がね、中小企業だからね。」私たちがインタビューした方のひとり、山形政大さんがそう言いました。石巻のような町には中小企業や家族経営が多いのです。そういう人たちと会社が復興しない限り、地域の復興も難しくなる。話を聞いている中で、彼らは自分の会社と従業員への意識がとても高いことが良く分かりました。そして、彼らが町のため、地域のために何ができるかを常に考えていた。

人との繋がりとコミュニティー

震災で家や建物が流され、たくさんの人が避難所生活を余儀なくされました。家族と離れ離れになってしまったり、瓦礫撤去や泥かきに時間が奪われた。しかしそれでも頑張れたのは人との繋がりがあったからではないのでしょうか。昔からの知り合いはもちろん、震災を機に新しい仲間ができたという方も少なくはないのです。皆が復興を願うことでお互いを助け合うことが出来たのです。

石巻への思い

「本当にヘドロかきの毎日で… ああいう肉体労働っていうのは、不思議なもんで。なんか、あのう、充実感も欠片もなくて。」震災直後についてそう語ってくれたのが井上大輔さんでした。体力的にも精神的にも苦しい日々が続いた。作業が終わっても事業を再開するにあたって色んな壁に立ちはだかった。しかし、町の人は前向きに石巻の復興を願った。町に残りたいと考えた人たちは沢山いることを私たちは知った。地元だから、飲み友達がここにいるから、石巻が大好きだから、と理由は様々だが、石巻に残りたいという思いは同じであった。

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