大萱生 修明

大念寺 大萱生 修明さん

大萱生修明は大槌町上町にある大念寺の住職さん。震災当時、地震で建物のなかの物が散乱してしまったが、津波と火事からは逃れた。しかし、大萱生修明のいとこでもある大萱生良寛さんのお寺、江岸寺、は火事の被害を受け大念寺へ避難し、お寺の一角を江岸寺としてお仕事をされていた。他に30人ほど町の人が3ヶ月ほど大念寺へ避難した。避難所を運営すると同時に住職さんとしてのお勤め、お葬式、檀家さんのお遺灰のお預かりや身元不明のお遺灰も管理していた。

「なんかこう、印っていうか。自分が大切にするべき物を何か持ちたいっていうのが最近ったったんだべな。んだからまず。遺体が見つかっても見つかんなくても、やっぱ最後は葬式してけど、戒名書いてっけど遺灰を用意してくれって形になって、それを自分の手元に置いてなんか少しほっとするっていうか。そういうのはあったったね。」